おもわず足をとめた秋から冬の食べもののグッズ
先日、旧ダイエーに足を運んだあるじ夫婦。
隊長ってば、生活用品売り場で思わずこのグッズに足をとめましたよ。
こちらはイシガキ産業さんの「魔法の焼きいも鍋」という商品。
電子レンジでお手軽に焼きいもがつくれるというもの。
そして・・・
「へ~、考えるもんだねぇ~」
「ふぅ~ん、おもしろそぉ~」
「じっさい、美味しくできるのかね??」
「でも、にたようなものできるんじゃない???」
土鍋と100均のあいつがあればできるのでは???? と考えたのでした。
100均のものでお手軽に再現できるのでは?
同じことを考える人は多いはず・・
さて、「イシガキ産業の魔法の焼いも鍋」は、
・サツマイモの形をした鍋
・セラミックボール
この2つからできています。
サツマイモの形をした鍋はとにかく、セラミックボールは100均のあのグッズににています。
そう、園芸用の「ハイドロボール(ハイドロコーン)」です。
一般的には、ハイドロカルチャー(水耕栽培)用です。
お部屋のインテリアグリーンとして楽しんでいるひとも多いことでしょう。
ほかには、鉢の底石やマルチングに使ったりとベランダーな隊長にはなじみのグッズです。
まぁまぁ、土鍋とハイドロボールをつかえば、
「同じようなことができるのでは?」
と、あなたも考えちゃいますよね・・
オモテ5分+ウラ5分+蒸らし10~15分
お店にぶら下がっていたリーフレットをみてもお手軽な調理で、
①鍋にセラミックボールを敷く
②①にいもを置き、フタをする
③電子レンジでオモテ5分(500w)のチン!
④ひっくり返してウラ5分(500w)のチン!
⑤電子レンジから出して、蒸らして10~15分
と、これで完成ですよ。
やることも簡単で、購入するものも100均ですぐに手に入る。
であれば、やらずにどうする・・・
というわけで、隊長おとくいの「おもいついたらやってみよう」です。
土鍋とハイドロボールで焼き芋をつくるにあたって
遠赤外線の効果について
「魔法の焼いも鍋」という商品につくのは、セラミックボールです。
レンジでチンだけでなく、遠赤外線効果でおいもが美味しくなるということみたい。
セラミックということは、磁器ということになるのでしょう。
たいしてハイドロボールは、別名「発泡煉石(はっぽうれんせき)」というものだそうで。
粘土を固めて発泡させ、焼いて固めたもの。
隊長的、ざっくり感覚なひと言でいうと、
キノコ隊長
ちっちゃい発泡レンガ!
レンガということは、陶器と土器のあいだくらいということでしょうか。
ピザの石窯とかでもレンガで遠赤外線効果がどうした云いいます(まぁ、あれは耐火レンガですが・・)。
素材と火力が違うくらいで、つくり方そのものは似たようなもの。
磁器と陶器、土器ともに遠赤外線の効果というのはさして変わらないものでしょう。
口にするものに使うのはためらいが・・
レンガのようなものということは、1,100℃くらいの高温で焼かれているものです。
これくらいの高温で焼かれているのなら、粘土に不純物が混じっていても有害ってことはそうないものかもしれません。
それと園芸用ということで、植物にも使われるものです。
何かしらの有害物質を含んでいるのなら植物にも影響がでるかと思います。
そのあたりを考慮してつくられているのだろうと良い方で勝手な推測。
で、目的外の使用を試みます。
それでも、なんとなく不安もあります。
なぜならば「口にするもの」に使用するわけですから。
ということで、今回は次のことだけはしっかり行うことにします。
・まず水洗いをきっちりおこなう
・洗剤も使ってさらにきっちり洗う
・煮沸をしてみる(煮沸消毒?)
・重曹でさらに煮てみる(万能洗浄薬?)
気もち的なところではありますが、これくらいはやっておきましょう。
土鍋とハイドロボールで焼き芋チャレンジ!
準備編
とりあえず、用意するのは2つ。
土鍋とハイドロボールです。
この家には、セット販売されていたチキンラーメンの土鍋があるので、土鍋はそれで。
ハイドロボールは100均で中サイズのものを購入してきてます。
準備物はこれで良いのですが、口に入れるための下準備からはじめましょう。
ハイドロボールを利用するための下処理
①選別していく
中サイズを購入しても小さいサイズが混じっているので、選別作業をします。
ある程度のサイズを整えたほうがその後に取り扱いやすいので必須作業かと。
ちなみに余ったものは、ベランダの鉢に使われました・・
②水洗いと洗剤での洗浄
選別後にしっかり水洗いをしております。
それとないとは思いますが、油分などを考えて洗剤でお米を研ぐように洗浄してます。
③煮沸してみる
今回は、土鍋にいれて煮沸。
20分くらい煮たままにしてました。
ちなみに、煮たあとのお湯には着色したようなものはなく、擦れた粉末のようなものが残っていました。
④重曹でまた煮てみる
煮沸消毒的なことを行ったあと、土鍋にまた水を張り重曹を加えて煮だしてみました。
とりあえず、ふつうは水耕栽培のハイドロカルチャーに使うハイドロボールを使うにあたりこれくらいの処理はしてみました。
それでは続きの実践編です。
実践編:電子レンジで焼きいもをつくってみよう!
手順はこのようにしてみました。
①土鍋にハイドロボールを並べてからの状態で電子レンジでチンする
・ハイドロボールの水分を飛ばす
②土鍋にハイドロボールを並べさつまいもをセットする
・さつまいもが半分くらい隠れる感じでハイドロボールで埋める
③フタをして電子レンジに投入し5分ほどチンする
・出力は500w
・オモテ5分
※今回は間違って10分チンしてしまった
④③終了後、取り出しひっくり返して再び電子レンジで5分ほどチンする
・出力は500w
・ウラ5分
写真をみると皮のところが焼けている感がわかりますかね。
なんとなく焼き芋っぽい色味になってます。
⑤④が終わったら10~15分蒸らす
・10~15分ほど蒸らす
待つあいだ、踊っていても良いでしょう!
⑥⑤が終わったら完成!
だいぶ、見た目にも焼けている感じがあるかと思います。
じっさいに食べてみよう!そして、改善の余地は?
完成はコチラ
「魔法の焼いも鍋」という商品をみて、「おもいついたのでやってみよう」といことではじめた電子レンジ焼き芋づくり。
できあがりは先にみた画像のとおりです。
そして、半分に割ってみるとこんな感じ。
蜜っているところと見ためにパサパサ感があるところがあります。
じっさいの商品の仕上がり具合がわからないのでなんとも言えません。
ただ似たような感じで仕上がるんじゃないですかね??
美味しいには美味しい・・
食べてみての感想は美味しいには美味しいです。
甘みもあって、ホクホクしていて、焼き芋感もそれなりにあって美味しいみたいです。
見ために中心部分がパサパサしている感じがしますが、そんなことはありません。
ただ、残念ながら絶品って感じではなかったようです。
それと、焼き芋屋のそれともちょっと違う感じがしたようですよ。
今回は、何の変哲もない茨城県産のサツマイモを利用しています。
もともと甘みのある品種だったりすると、もっと違うかもしれません。
とりあえず、「めちゃくちゃうまい!」とまではいいません。
それでも「美味しいかも!」と思えるものが仕上がるんじゃないかと・・
今後の思考錯誤としては・・
また、調理の方法も工夫があっても良いかもしれません。
例えば、
①200w10~15分×2+15分蒸らし
②ガスコンロで土鍋とハイドロコーンによる石焼き芋づくり
なんてこと。
サツマイモはじっくり火を通すと甘みがますらしいです。
で、①は、じっくり温める感じで良いのかなぁ~と想像してみたり。
すぐにでも試せる感じです。
②は、試しても良いのですが、空焚きになるのかなぁ・・
土鍋が割れたりしそうなので、ちょっと躊躇です。
課題はあるものの、使いまわせるセラミックボール代わりがあるので秋から冬にかけては焼き芋がこれで楽しめますね。
どうように「じゃがいもをチン!」とか、「とうもろこしをチン!」なんていうのもあるかもしれません。
なかなかのアイテムを手にしたかもしれません!
まねしていただいて構いませんが自己責任で!
そして、隊長からのお願いです。
毎度のことですが、メーカーさんが推奨することをしているわけではございません。
マネて頂いてかまいませんが、自己責任でお願いしますね。
また、今回は土鍋にハイドロボールを入れるという話をしております。
園芸用のグッズをつかって口に入れるものを楽しむという内容のものです。
「どうしてもマネをしたいけど、ハイドロボールは・・」と気にする方は、セラミックボールを準備したほうが良いと思います。
なお、セラミックボールだけのご購入もアマゾンなど通販で手にいれられます。
ほかにも、石焼き芋の石の代わりにハイドロバールをなんて話もあります。
この記述をもとに土鍋を壊したりしても責任はおえませんので自己責任ということでお願いします。
というわけで、思いついたらいろいろはじめてしまう隊長の生態記録でした。
プクタロウ
隊長!ガスコンロで空焚きして土鍋を割ったって??
キノコ隊長
あsdfghjkl;:」