8月といえばオーディオ雑誌の付録。
恒例と言えば恒例な流れになってたりしますよね。
2015年にいたっては、Stereo誌(foxtex)とDigifi誌(Olasonic)の戦いのようにもなってましたし・・
雑誌のスピーカーまつり
雑誌社のカモ??
ただ、キノコ隊長といえば・・
・極端な加工はしたくないけど自作したい
・マンション住まいで、工具とか充実していないから加工が難しい
・設計とかちんぷんかんぷん
・DIYショップに足を運ぶのも面倒派
と、やる気があるんだかないんだかという体たらく。
因みに、2015年は、Digifi誌を選択し、他の人をマネてSP-FS1にポン付けで満足。
頑張っている自作派の人とは異なり、
・やってみたいだけ
・ちょっといじって満足
・まつりは参加することに意義がある!
と、なにやら雑誌社の思惑にドンピシャはまっている感が否めない。
恐らく、キノコ隊長ような人は少なからずいて、真剣じゃない読者がこの時期の雑誌を支えているのかもしれませぬ。
目的を持って工作を楽しむ
石橋を叩いて壊す・・??
さて、そんなあるじであるが、今年はちょっと違っていた。
なんと別冊のエンクロージャー・キットを購入したのであった。
今回のちょっとしたやる気を本人に確認したところ、
①バックロードホーン型というものの音を聴いてみたかった
②キット以外のちょっとした工作を楽しんでみたかった
③手元のスピーカーユニットの聴きくらべをしてみたかった
④なんちゃってJBLフェイスな塗装を楽しみたかった
⑤他の人がいう鏡面仕上げの難しさを知ってみたかった
の5つを実践してみたかったらしい。
しかし、5つも理由が見つからなければ実践に移さない、いちいち面倒くさい男である。
よく云えば「慎重派」、悪く云えば「実行力に乏しい」そんなタイプなのだろう。
まぁ、自ら「石橋を叩いて壊す!」と豪語するだけはある(なんのことだ??)。
夏休みの工作を目的を果たして満足する
製作過程の写真は撮っていないのだけれど、仕上がった写真が実はこれ。
上の写真のスピーカーには、先の5つの要素がつめ込まれています。
①そもそもバックロードホーン型のキットなので当然クリア
②100均でMDF板を購入し上下左右6mmほど補強
③(A)M800、(B)Digifi19号付録、(C)SP-FS1の各ユニットを交換
④ちょっと明るくなったがほどよくマットなJBLフェイスな塗装
⑤途中で諦めてなんちゃって鏡面(マジむずかしい)
夏休みの工作にしては、5つの要素をホントに満喫したようである。
隊長曰く、「楽しいだけなら何でもいいけど、目的あったらより満足度があがる」らしい。
聞くに耐えられるようにするために調整をほどこす
期待値が高いと声もでない・・
現在、PCオーディオ用にこのスピーカーをあるじは活用しています。
いろいろ調整をしているようですが、はじめはがっかりしたらしい。
同じキットを買って「???」となっている人もいるかもしれませんね。
あるじ的には、 塗装前に仮置きして聴いたら、
「えっ・・・(絶句)」
だったらしいです。
ホーンから出るボーボー感が半端無く「聴いていられない」ということでした。
大丈夫なのか?このキット・・と一抹の不安があったとのこと。
(調整のための5つの取り組み)
①板厚の補強
②サンディングシーラーで下地処理
③キルト芯を多めに投入
④スピーカーユニットの選択
⑤ツィーターの追加
①は、もともとの楽しみの目的のひとつではありました。
100均にて30cm✕20cmのMDF板を6枚購入し、左右の板と上下の板厚を6mmずつ補強してます。
貼り付けるまえに聴いた時には、エージングどうこうより形容しがたい音過ぎてなにもいえないみたいです。
それが、多少しまった音になり、もう少し頑張ろうと思ったらしい。
②は、最終的に鏡面仕上ごっこがしたかったために、準備は怠らず実行。
購入したサンディングシーラーの粘度か、思いのほか水分は吸わなかったらしい。
それでも塗っては削りを繰り返し、8度塗りをしフラットかつなめらかな下地をつくったとのこと。
そこで、再度仮置きして音を確認。
ボーボー感は残っていたものの、音の抜け具合がよくなりシャープさがでたように感じたらしい。
その後、黒地にクリアの水性塗料を重ね塗りをし、落ち着いて聞くことができるようになったとのこと。
③は、吸音材として手芸屋でキルト芯を購入。
音道やユニットの周りなどいろいろと試して、追加投入を繰り返す。
最終的には、エンクロージャー内部のユニット周辺にキルト芯を多めに投入。
低音の響きっぽさは減ったものの、ボーボー感がうすれ非常に聴きやすくなる変化を実感。
このキットのエンクロージャーとしては、ユニット周辺に吸音材を多めに投入するのは吉と考えたみたい。
あるじ曰く、長くエージングしたあとはわからないので、数カ月後にまたテストするらしい。
④は、今回のM800を採用に決定。
低音重視ならSP-FS1のスピーカーユニットに軍配。
中高音の響きでM800。
どっち付かずが、Digifi19号の付録という判断だったもよう。
恐らく、Digifi19号のユニットは、同20号のツィーターのとのセットで力を発揮するものかと。
とりあえず、ジャズとかをかけている時の管楽器とシンバルの響きが気に入りM800らしいです。
まぁ、もともと専用のものに落ち着いたということでしょうかね。
⑤は、④で出てきたDigifi20号のツィーターのを流用して設置。
はじめはさしたる効果が感じられなかったが、コンデンサーを交換して本領を発揮。
因みに交換したのは、Solenの1uf(2個で1,000円ほど)。
高音のなり方がより鋭くなり、コンデンサーの違いでこうも違うのかと実感したらしい。
ただ、高音が出過ぎの気もするのでこの先また換えるかもしれないらしい・・
とにかくやるべきこと
このツィーターの顛末は別な記事にしてあるので、そちらで確認すると良いです!
簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる
『簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる』MGツィーターとは、キノコ隊長が雑誌Digifi20号のツィーターをメーターホルダーと防臭ゴムで組み上げたツィーターのことです。防臭ゴムやメーターホルダーと言わなければ、はじめからキットだったかのように見えるお試しあれな自作ツィーター台のことです。
さぁ、このように別冊エンクロージャーで楽しんだわがあるじ。
この箱では、必ずやるべきは③の吸音材。
ついで②の下地を処理してからの塗装。
他は、それぞれの好みで!とのこと。
吸音材を入れていない人は、早速手芸屋さんに走れ!です。
次回のおまつりはいつ?
興味関心をもっているのはバックロードバスレス
今年は、スピーカーまつりに参加した隊長。
果たして来年は参加するのでしょうか?
因みに、Digifi誌のヘッドフォンアンプまつりには、エントリーしていないです。
あれを購入していじる目的が自分には見いだせないというのが理由らしい。
まぁ、今回も5つも理屈こねて手を出しているのだから当然かも知れませんが・・
一応、バックロードバスレスには興味があるらしい。
でも、率先して頑張ろうという意気込みはないみたい。
更に、
「今回のバックロードホーンの他にもスピーカーを増やしてどうするん?」
「いっぱいものがあったら、地震のとき大変だよ?」
「いざなにかあったとき、ものにまみれてたら夜逃げできないじゃん!」
とのこと。
さてさて、しばらくこの手の工作まつりには参加しなさそうなわがあるじ。
果たして、思わずエントリーしちゃいそうな企画はあるのでしょうか?
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