海外旅行保険でカメラのレンズ修理を依頼したよ(前編)
2017年1月に中欧旅行に出かけましたわがあるじたち。トラベルはトラブルということで、いろいろ事件が発生しております。そんないくつかのエピソードを残したのがコチラの記録です。
トラベルはトラブル!たった1週間の海外ツアーでもおきる、あんなことこんなこと
トラベルの語源はトラブルとはよく云ったもので、トラブルをも楽しめてこそトラベルを満喫することなのかも。1週間もあれば一日一回はなにかしらのことが起こるもの。当然、大病や大事件・事故に巻き込まれたというのは論外ですけど。でも、本当に感謝のことばを伝えたいような人に出会えることもトラベルならではのできごとかもしれません。
そのエピソードの中の3つ目が・・
トラブル(3)「オーマイガッ!」カメラが落下・・
ブダペストのカフェで、カメラを落下させるというエピソードです。
当然、凹み、そしてオロオロする隊長です。
で、今回は、前後編の二回にわけて、その後のカメラのレンズの顛末について記録して行きます。前編は、修理する上で肝になった海外旅行保険についてのお話です。キノコ隊長の考える海外旅行保険の加入のしかたについてについてインタビューを交えながら記録しております。ちょっとお付き合いくださいまし。
上手に付き合うと海外旅行保険もちょっとは安く抑えられるかも・・
ちょっと冷静になって海外旅行保険を確認してみよう
今回、参加した海外旅行のツアーの旅先のひとつハンガリーは、観光客に海外旅行保険の加入を求めているとのこと。事前に、ツアーの会社からそのアナウンスはもらっております。なんでも街を歩いているときに、ポリスマンからパスポートと海外旅行保険の保険証書などの提示を求められることもあるとのこと(日本人はあまりないだろうけど・・・)。そこで渡航前に海外旅行保険には加入しておりましたよ。
さて、カメラを落下させて、ブダペストの街のなかを歩いているときは、冷静さを失っていた隊長です。ただ、ホテルに戻ってからふと思ったのです。
「そう云えば、海外旅行保険には、携行品の補償もあったはず。ただ・・・、どう申込んだっけ???」と。
とりあえず、手元の海外旅行保険の証書を確認してみると、主契約のくらいしか判断つかず・・。ネットから、カスタマイズして申込んでいたので、携行品の補償もつけた気でいたけど・・。申し込み忘れていたらどうしようと一抹の不安を感じながらホテルにてスマホでポチポチです。
メールのデータから申し込みの記録をあさってみると、携行品の補償もバッチリついてましたよ。そんなわけで、現地をあとにする前から、気もちは保険請求です。
契約は計画的にね!
ちなみに、あるじたち夫婦は、JALのクレジットカード(一般のやつ)を利用しています。その気になれば、「クレジットカードの付帯サービスで海外旅行保険は加入しています!」といい切れます。ただし、一般のカードだと、死亡保障やモノ、サービスに関する補償額が小さかったり、補償外ものもたたあります。
そこで今回は、カードの付帯をベースに、海外旅行保険にも申込みをしたしだいです。まぁ、生命保険の主契約みたいなものをカードの付帯で、別個の申込みを医療保険のオプションみたいなイメージで加入していたというわけですね。
ところで、ツアーを申し込んでいた会社から紹介された海外旅行保険は、おひとり様8,500円くらい。で、インターネットから隊長が申込んだのがふたりで4,000円弱くらい。いやはやこの差はデカイ・・。
海外旅行保険の保険料を安く抑えられた要因は・・
これは、主契約的な死亡保障を寸額におさえ、現地での病気やケガ、携行品と空港でのトラブルなどの部分を厚めにする契約にした結果といえましょう。まぁ、保険というのは、一般の生命保険を含め、死亡保障にどれだけお金が取られているかのあらわれかもしれませんが・・。
こればかりはそれぞれの考えになるかもしれませんが、トラブルにより旅先でなっくなっても生保や共済やから死亡保障はいちおうは出ますよね。さらに海外旅行保険で死亡保障を上乗せするより、身の回りのトラブルに十分なケアにお金を回した方が、本人たちも安心して旅行を楽しめるというものでしょう。
したがって、料金を抑えられた要因は、目的を考え選択し、カスタマイズできるサービスを利用したからと云えるかもしれません。
ところで、キノコ隊長は、元生命保険の営業マン。そして、ファイナンシャル・プランナーでもあります。そこで、ちょっとだけ、海外旅行保険について聞いてみます。
ファイナンシャル・プランナーでもあるキノコ隊長に聞く
特別編:キノコ隊長独占インタビュー? 「海外旅行保険加入の勘どころ」
海外旅行保険の加入について
プクタロウ
ところで隊長、そもそも海外旅行保険の目的はなんでしょうか?
キノコ隊長
海外旅行に行くからだよ!
プクタロウ
まじめに答えろ!
キノコ隊長
海外旅行保険は、次の5つのリスクに対応するため加入するものなんだよ。
【海外旅行保険の目的・5つのリスク対策】
- 身体のリスク(死亡、病気・ケガのリスク)
- 旅程のリスク
- 持ち物のリスク
- 加害のリスク
- 身内のリスク
身体のリスクは確率を考えてみよう!
キノコ隊長
(1)は、死亡やケガ・病気への対処だね。
プクタロウ
なるほど。
キノコ隊長
個人的な意見としては、死亡保障よりケガ・病気の補償をよく見たほうが良いかなぁ~と。
プクタロウ
それはどうしてですか?
キノコ隊長
ひと言でいえば、”確率の問題”かな。
プクタロウ
死亡と病気やケガでは後者の方が確率が高いと・・
キノコ隊長
まぁ、そいうこと。
旅程(スケジュール)に潜むリスク
プクタロウ
(2)は、どういうこと?
キノコ隊長
乗り継ぎはうまく行かなかったり、飛行機の欠航があったときなどの補償だよ。
プクタロウ
なるほど、飛行機の遅れたときなどへの対処というわけですか。
キノコ隊長
帰国後翌日には出勤予定というサラリーマンもちゃんと考えたらいい。
プクタロウ
なんで?
キノコ隊長
空港で足止め食らって会社休んだら欠勤控除されるでしょ。
プクタロウ
すると宿泊費や日当※みたいな感じで出れば補填されるというわけだ。
※あくまでも日当のようなイメージという意味で、欠勤控除や日当が支払われるわけではありません。
モノが壊れたり、紛失した時のリスク
キノコ隊長
つぎの(3)は、旅行中に持ちモノを破損したり、紛失したときの補償だよ。
プクタロウ
今回の隊長のようにですね。ほかには?
キノコ隊長
スーツケースが他の飛行機に乗っちゃったりかなぁ・・
プクタロウ
荷物が行方不明のときとかかぁ・・
キノコ隊長
家族で海外旅行ならおたがいの着替えを持ち合うのも、ひとつの保険かなぁ・・
いつでも、誰でもやってしまうかもしれないリスク
プクタロウ
じゃぁ、(4)の加害トラブルってどんなこと?
キノコ隊長
旅先で人にケガをさせたりかな。
プクタロウ
うぅ~ん・・・
キノコ隊長
例えば、レンタルサイクルで疾走してお爺ちゃんを轢いちゃったりとか。
プクタロウ
なるほど、ほかには?
キノコ隊長
ドローンで遊んでいてお店の窓ガラスを割るとかかな。
プクタロウ
今流行りだからってドローンって・・
キノコ隊長
プラハの市場で売っててさぁ~、買ったら即試したいじゃない・・
(ちょっと脱線・・)
海外旅行保険に限らず、子どもがいるご家庭は、個人賠償責任保険に加入しておくともしものリスク対策になることがあります。
なぜ良いかというと、子どもが起こしたトラブルのときなどに役立つからです。以前、中学生くらいの子どもが自転車でお年寄りとぶつかり死亡させたという事件が話題になったことがあります。あなたもこのニュースを見たことがあるかもしれません。当然、親御さんがこれらを補償することになりますが、どのようにお支払いしたら良いでしょうか?
というわけで、このようなときに役立つことがあるわけです。生協の共済に加入していたりするご家庭なら、月あたり200円程度プラスするだけなので極端な負担にはなりません。自動車保険などでもオプションで選択できることもあります。ご自身の加入している保険をいまいちど確認しておくと良いかもしれません。
なお、個人賠償責任保険などに加入していても、海外旅行のときには海外旅行保険でこの給付をもらさない方がよいかもしれません。なぜならば、加入している個人賠償責任保険の給付の要件に”国内で発生した”という文言があったときには、海外で発生したトラブルの補償をしてもらえないことも考えられるからです。そこで、海外旅行保険でももれなくケアしておくと良いかもしれません。
もしかすると、あまり意識しないリスク対策・・
プクタロウ
では、最後の身内トラブルってのがわからないんだけど・・
キノコ隊長
事件事故に巻き込まれたあと、家族や身内が現地に赴くときの補償と思ってね。
優先順位をつけてみましょう!
プクタロウ
なるほどね~。これ優先順位つけるならどんな感じ?
キノコ隊長
その人の価値観とかで違うし、他の加入保険でも判断はことなるかなぁ・・
プクタロウ
じゃぁ、今回、申し込んだときに考えた順番は?
キノコ隊長
(3)→(2)→(1)→(4)→(5)かな。
【優先順位についてのひと言コメント】
(3)スリなどこれがイチバン確率が高そう
(2)バーコードで追跡可能でもスーツケースが別の飛行機に乗ってたってのはありそう
(1)死亡は低くても、ケガおよび病気になったときの不安は拭えない・・
(4)自由行動でなにかやっちゃったら困るよね・・
(5)あまり意識してません
キノコ隊長が選んだときのポイントと選択した保険会社の理由・・
プクタロウ
今回、申込んだときのポイントは?
キノコ隊長
考えたのは次の3つのポイントかな・・
ポイント① 主契的な死亡保障はクレジットカードの付帯サービスをメインに据える
ポイント② 付帯サービスでは、病気やケガのケアが薄いので補強をする
ポイント③ 遺失・紛失、スリなどを考えて身の回りの補償を怠らない
プクタロウ
ところで、どこの保険会社の何を申し込んだの?
キノコ隊長
損保ジャパンの”off”だよ
プクタロウ
なんでここにしたの?
キノコ隊長
ネットからポチポチして選べたから・・
キノコ隊長
金額の比較とか面倒だし、検索して選べることろに飛びついた
プクタロウ
相変わらずの面倒くさがりですね(笑
というわけで、元保険の営業マンをしていたキノコ隊長に選び方のポイントなどきいてみました。
今回のまとめと次回の予告
トラブルでも安心、海外旅行保険に加入しておこう!
最近の海外旅行では、パスポートの他に海外旅行保険の保険証券も必要になるケースもあるのでちゃんと加入しときましょ。コストを抑えたいと考えるときには、クレジットカードの付帯や共済、生命保険なども考慮にいれて検討するとなおよし。そのときは、目的やリスクを整理しながらインターネットでポチポチ選べる海外旅行保険を活用すると良いかもしれません。
以下は、海外旅行保険の目的やリスクの再確認になりますが・・
【海外旅行保険・5つのリスク対策】
(1)身体のリスク(死亡、病気・ケガのリスク)
(2)旅程のリスク
(3)持ち物のリスク
(4)加害のリスク
(5)身内のリスク
これらのどこに力点を置くかで選び方が異なってきます。
ちなみに、キノコ隊長的な勘どころはこちら↓
ポイント① 主契的な死亡保障はクレジットカードの付帯サービスをメインに据える
ポイント② 付帯サービスでは、病気やケガのケアが薄いので補強をする
ポイント③ 遺失・紛失、スリなどを考えて身の回りの補償を怠らない
自分の状況を鑑みて、他の補償と上手にお付き合いするとコストダウンというちょっと幸せになれるかもしれません。ただ、比較とか面倒なかたは、旅行会社の窓口などで迷わず加入して構いませんので悪しからず。
海外旅行保険でカメラのレンズ修理を依頼したよ(後編)
今回のつづきは、海外旅行保険のキャッシュレス・リペアサービスでカメラのレンズを修理するまでを、
・キャッシュレス・リペアサービスについて
・インターネット経由での給付の申込み
・電話での確認
・修理業者への発送
・修理されてくるまで
・そもそも海外旅行保険は損害保険
といった実際にあった流れをご紹介します。
修理されて戻ってきたけど、なんとも言えないもどかしさなどを記録できればと・・。
プクタロウ
それでは後編をお楽しみに~。