結局、月刊ステレオ8月号の付録(M800)はビクターのSP-FS1にポン付けされました

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夏のおまつり冬のおまつりへ?

2016年夏のスピーカーまつりは、別冊ステレオのキットで楽しみました。
バックロードホーンスピーカーを組み立てて、JBLの4343風のカラーリングに仕上げた記録はコチラにあります。
夏休みの工作は恒例の雑誌付録スピーカーまつり2016
5つの要素で楽しむスピーカーキットまつり。 ①バックロードホーン型のキットなので当然クリア ②100均でMDF板を購入し上下左右を補強 ③(A)M800(B)Digifi19号付録(C)SP-FS1の各ユニットを交換 ④ちょっと明るいほどよくマットなJBLフェイスな塗装 ⑤途中で諦めてなんちゃって鏡面(マジむずかしい)
 
スピーカーまつりのあと、およそ3ヶ月ほど経過しました。
キノコ隊長はというと、このところバックロードホーンを使うのに飽きてきたようです。
ちょっと前まで使われていた箱にまた火が灯りはじめましたよ・・
 
というわけで、今回は、SP-FS1×M800+MG20のお話です。 

この家でのVictor SP-FS1 のこれまで

VictorのSP-FS1がわが家にやってきた

さて、今回登場のSP-FS1ですが、この家にやってきたのは2015年の12月のこと。
DigiFi19号の付録スピーカーをポン付けするためにやってきたのでした。
 
ことの発端は、雑誌DigiFiの19号の付録スピーカーユニットを手にしたのはよし。
ただ、根性なしのキノコ隊長は、あれこれ手を焼くことには躊躇。
ステレオサウンド社のサイトから専用エンクロージャーの通販でもよいのでしょうが、それなりなお値段を出すのは得なのか??と考えたようです。
 
で、何人かの方のブログなどを漁ったりした結果、VictorのSP-FS1へのポン付けすることに。
 
とはいえ、近所のハードオフには見つからず、他にも中古やにあたったものの見当たらす・・
最終的にヤフオクで落札して、この家に運ばれてきたましたよ。
それが2015年の11月のこと。 

マスクをつけて変身!

その後、雑誌DigiFiの20号が発売。
当然のように、付録のツイーターを手に入れるわけです。
 
ところが、どのようにツイーターをSP-FS1に取り付けたら良いかおもいつきません。
そして、ツイーターを取り付けないことには音もその効果も楽しめません。
ツイーターのスタンドがあれば・・と。
で、とにかく早く楽しみたくて悩んだ結果、N2 factoryのアイテムを購入することにしたのです。
 
選択したアイテムはコチラ。
N2factoryのNH-2 (フロントバッフル・ペア)

NH-2 (フロントバッフル・ペア)

 
これは、雑誌DigiFiの出版元であるステレオサウンド社の通販で購入できます。
Digifi19号の付録スピーカー専用のNM-1およびNM-3というエンクロージャー用になります。
アルミのコンパクトなボディ用なのですが、NH-2は削りだし加工で仕上げられているものです。
今現在(2016年12月15日)も販売されておりますので、気になった方はどうぞ。
 
で、SP-FS1に取り付けようと思ったところ、サランネットのピンが邪魔をしてそのままでは使用できず・・。
仕方なく、ワッシャーと大きめのナットをあいだに挟んで高さを調整して利用してます。
 
その結果、こんな感じで設置しておりましたよ。
sp-fs1×Digifi19-20(NH-2仕様)

SP-FS1×DigiFi19-20(NH-2仕様)

 
 
オマケで別アングルも・・
sp-fs1×Digifi19-20(NH-2仕様)別アングル

SP-FS1×DigiFi19-20(NH-2仕様)別アングル

ちょっとフロントバッフルが浮いて言えると思います。
サランネット用のピンがぶつかるので、ナットを噛ませて浮かせていることがわかるかと思います。

そもそもVictorのSP-FS1ってどんなもの?

こまかいところは他のひとの専売特許

VictorのSP-FS1については、他のひともいろいろ語っているので詳細は不要かと・・
プクタロウ

 グーグル先生にでも聞いてください!

 
それでもちょっとだけ触れると・・
もともとはミニコンポのセットのスピーカーで、こだわりのチェリー材でつくられたエンクロージャーなのだとか。
現在のビクターのウッドコーンスピーカーの源流ともいえる商品で、当時から音にも定評のあるスピーカーです。
 
隊長はというと、
「音がいいらしい・・」
「チェリー材??」
「ヤフオクでも4000円くらい?」
と、こんな情報をもとに盛り上がり購入にいたっていたのですね。
 
ところが2016年夏、別冊ステレオのバックロードホーンキットがこの家にやってくると、その役割を果たさなくなってしまったのです。 

バックロードホーンからM800が外された・・

バックロードホーンのキットには、ふつうにM800が取り付けて使用しておりました。
 
その後、ツイーターたスタンドを製作し、バックロードホーンの上の置かれるようになってました。
 
ちなみに、コチラの記事はツイータースタンドを製作記。
簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる
『簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる』MGツィーターとは、キノコ隊長が雑誌Digifi20号のツィーターをメーターホルダーと防臭ゴムで組み上げたツィーターのことです。防臭ゴムやメーターホルダーと言わなければ、はじめからキットだったかのように見えるお試しあれな自作ツィーター台のことです。
 
製作方法のコチラは紙芝居動画の記録。
Digifi20号のトゥイーターについて紙芝居動画をつくってみました
実質の稼働は、この1ヶ月くらいのこの記録帳。そんななか不思議とコンスタントにアクセスがあるものがあります。それがDigifi20号の付録を使ったツィーターに関するもの。「簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる」という記録。文字情報に補完しできるようスライド動画(紙芝居動画)をつくりましたよ。
 
両方とも、防臭ゴムとメーターホルダーでDigiFi20号の付録ツイーターのスタンドをつくったという内容です。
読んでいない方は、ご参考にどうぞ。
とりあえずこのツイーターは「MG20ツィーター」と、命名されております。
 
ただ、M800のバックロードホーンにMG20ツイーターを加えると、ハイが強くキンキンした感じになったのです。
とくに強い金管が楽器の音がしたときには、なにかピリピリした感覚が耳に残ります。
 
そこでバックロードホーンキットから、M800は外されDigiFi19号のグラスコーンのスピーカーユニットが取り付けられたのです。
というわけでバックロードホーンのキットは、DigiFi19-20号が取り付けられております。
まぁ、Olasonicさん(付録スピーカーを開発した会社)は、DigiFi19号の付録スピーカーユニットに合わせ、20号のツイーターを設計しているわけですから・・
当たり前の組み合わせになるのかもしれません。
 
で、残ったM800はというと・・・ 

違いを表現するならば・・

結論をひと言でいと・・

そう、VictorのSP-FS1に取り付けられたのです。
 
さて、この家では、PCオーディオの音の出口としてこれらの付録スピーカーユニットが活躍しております。
 
現状の組み合わせを整理すると、
別冊ステレオのバックロードホーン・キットとDigiFi19-20号付録
(以下、「BH×DigiFi19+MG20」としておきます)
 
SP-FS1とステレオ8号(2016年)の付録
(以下、SP-FS1×M800+MG20)
 
とい状況にあります。
 
その違いをひと言で表現すると「ホールとスタジオの音の違い」という感じです。
 形状もことなりますので、同じ8cmのユニットでもそりゃ違います。
 
ちなみによく再生されている音楽は、ClassicやJazz、70年代のダンスミュージックでしょうか。
あとは映画のサントラが流れています。
音源はだいたいCDからFLACファイルに変換したものをfoobar2000を使って再生しています。
 
では、それぞれの違いをちょっとだけ見てみましょう。 

BH×DigiFi19+MG20

BH×Digifi1920

BH×DigiFi1920

 
この組み合わせで音を鳴らすと、ホールで聴くようなイメージの音がでてきます。
男性のアナウンサーなどの声は、響いてはいるのでしょうがちょっとボーボーした感じがします。
デジタル的な音もふつうにきけます。
ただ、空気感が邪魔をしてスピード感に欠く感覚があります。
 
プクタロウ的に心地よく聴くことができるのは、ヴァイオリンの音。
 
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とか聴いていると、ニンマリ・・
また、GM20ツイーターを追加した組み合わせになっているので、組曲「くるみ割り人形」の金平糖の精の踊りのチェレスタがなかなか良く響きます。 

SP-FS1×M800+MG20

SP-FS1×M800+MG20

SP-FS1×M800+MG20

 
こちらの組み合わせは、スタジオや小ホールで聴くような音のイメージがします。
M800そのものが高い音の領域を出すのですが、なにげに低音がステキになります。
チェリー材の硬さからくるのだと思うのですが、小さな箱ながら、なかなかの低音がでます。
M800は、中高域を鳴らすのに適したユニットなのでしょう。
するとシャリシャリ感が強くなるように感じがしますが、小さな箱が頑張ってくれるみたいです。
 
プクタロウ的に心地よく聴くことができるのは、ピアノの音。
 
3つのジムノペティとかLonging/Loveとか聴いていると、ニンマリ・・
それとなにげに、映画『スペース・カウボーイ』のエンディング、フランク・シナトラの”Fly me to the moon”とか聴いたら喜びます。
 
ちなみに、バックロードホーンのキットにM800を取り付けてMG20を載せると聞き苦しさがあったことは記したとおりです。
不思議なことに、SP-FS1にM800+MG20を載せても嫌みなく聴くことができるのがちょっと不思議。
しかも、気もちMG20を載せたときの方が低音がでている感じになるのです。
 
こればかりは感覚的なものかもしれませんが・・ 

さてさて、スピーカースタンドでもつくろうか?

工作を楽しんだ労力のあと3~4ヶ月経ってポン付け戻り・・

PCオーディオ環境にて、8cmのスピーカーユニットを楽しんでいるキノコ隊長です。
工作までして頑張ったのですが、バックロードホーン・キットの出番は・・
まぁまぁ、減少ですわな。
それでSP-FS1のエンクロージャーにポン付けされたM800がここにきて活躍しております。
 
さてさて、夏のBHまつりは・・(不発??不発だったの???)
 
まぁ、今後は次の用に使い分けるんですかね。
・ホール系の音を楽しみたいときはBH×DigiFi1920
・スタジオまたは小ホール系のときはSP-FS1×M800+MG20
ただ、使い分けるのってめんどうだったり・・
 
いずれにしても、8cmのユニットのスピーカーが頑張って鳴っております。
SP-FS1×M800+MG20別ショット

SP-FS1×M800+MG20別ショット

 

スピーカースタンドを作りたいかなぁ・・

そして、いまキノコ隊長が検討中なことがあります。
 
それはスピーカースタンドが欲しいということ。
現在、PCオーディオで使っているBH×DigiFi1920とSP-FS1×M800+MG20の高さを出したいみたいです。
 
100均のまな板やMDF板を見たりと探してはいるものの飛びつくまでは行かず。
多分、DIYショップに行って、板をカットしてもらえばすぐ済むことなのだと思うのですが・・
重い腰があがるのはいつのことやら。
 
というわけで、2016年のオーディオの記録のひとつコマ、スピーカー編でした。
 
プクタロウ
次はこの一年で揃えたPCオーディオのお話ですか?
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