ムスイ鍋でおこげのごはんが食べたくて!

記録帳

 炊飯器はあるのだけれど・・

白米が登場しない

あるじたち夫婦が、ふだん炭水化物をとらないことは、前に記録として残したとおりです。
 
Live,Love,Laugh, a long life!を実践するために
【あるじ夫婦の食事パターン】 (朝ごはん)バターコーヒー (昼ごはん)サラダ+肉または魚+豆腐など (晩ごはん)サラダ+肉または魚+海藻サラダ+スープなど ※菓子類は、あまり採らず、小腹が空いたらフルーツなどを食す ※週一で自由になんでも食べる日を設けている ※週一でなんでも食べる日はケーキや炭水化物なんでもござれ
 
当然、日々の食卓には白米が登場することはないのです。
 
白米が食卓に登場するとすれば、
・その年の新米がでまわりはじめたとき
・稚加榮の明太子が手に入ったとき
・どうしてもカレーライスが食べたくなったとき
・お友だちのお誕生日会などで人を呼んだとき
と、こんな感じで年に数回しかないのです。
 
この数回のときには、だいたい「白いごはんはうまいな~」を連呼している。
まるで現代でも、「ハレの日」と「ケの日」を実践しているかのような白米の扱いである。
(プク談:まぁ、外食で米を食していることはあるみたいですけど)
 

炊飯器のもつ本来の役割は・・?

そうであるにもかかわらず、この家には炊飯器があるのです。
 
「ごはんを炊くんだからあってとうぜん!なにを云っているこのプクタロウめが~」
と、思われるかもしれませんが・・
 
ただし、この炊飯器、この5年の間でただの一度しか使われていない。
しかも、鶏ハムをつくったときの保温用に使われただけである。
というわけで、この数年、炊飯器としての本分をまっとうできていないのであった。
 
正直、この家には炊飯器は必需品とはいえない・・・
 

タジン鍋がなによ!1953年から日本には無水鍋があるんのよ!

探していたのはタジン鍋・・

さて、ほこりを被り、タイマー用の時計だけが動き続けている炊飯器・・
これにかわりこの家で活躍しているのは「無水鍋」である。
 
ことの発端は、タジン鍋だったらしい。
なんでもタジン鍋が流行りはじめたころ、女王キノミがグーグル先生に教えを乞うていたとのこと。
 
で、ふつうはタジン鍋を調べていたんだから、その話に収束するはず・・
が、この家の女王は、「ムスイ」のロゴの無水鍋に心を奪われたらしい。
 
「タジン鍋がなにものよ~!1953年から日本には無水鍋があるわよ!」と。
 

きっかけは、フーディーズTV

その頃、この家ではフーディーズTV(旧食チャンネル)をよく見ていたらしい。
ちなみにフーディーズTVは、CSにあったチャンネルで今はすでに終了しています。
そこによく出演していた料理研究家の有元葉子さんの無水鍋の本にも関心をもち手にとり、さらに欲しさ倍増。
 
ことあるごとに「無水鍋、無水鍋、無水鍋」の呪文を隊長に聞かせ、購入にいたったとのこ。
 
その後、無水鍋でごはんを炊いたら「とても美味しかった」と、炊飯器はその役割を果たせなくなってしまったのでした。
 
ちなみにこれが無水鍋です。
 
ムスイの無水鍋

ムスイの無水鍋

 無水鍋でのごはんの炊き方

いつの間にかポジションチェンジ?

もともとは女王キノミが無水鍋でごはんを炊いていたのだけれど、ここにきて隊長が炊くことが多い。
まぁ、この家での役割分担がこんなところに垣間みれる。
 
ということで、キノコ隊長にごはんの炊き方をきいてみました。
 

(無水鍋で3合分のごはんの炊き方)

【お米の準備編】

(1)3合分のお米をボールにあける
(2)(1)に浄水やミネラルウオーターをお米全体が水をかぶるくらいに入れる
(3)かるくかき混ぜてから(2)の水を2/3ほどながし捨てる
(4)お米を割らないように軽くとぐ
(5)お米をざるにあけ、研水を捨てる
(6)ボールに水を張り、ボールのお米を浸しては捨てるを3度くりかえす
(7)(6)のお米を15分ほど水にさらす
(8)(7)のお米を15~20分ほどかけて水切りをする
 
(ここでのポイント)
・ 最初に吸水させる水をできるだけ良いものにする
 (最初に吸いはじめる水が、そのお米の芯までとどく水)
・ お米は強くとがない
 (昔と違い精米の機械は能力が高いので昔のドラマの用にゴシゴシとがなくてもよい)
 
(プク談:隊長が学生のころ、日本料理店でアルバイトしていたころに教わったらしい)

 【無水鍋で炊く編】

(1)無水鍋に、水切りした3合のお米を投入する
(2)(1)に、水(良い水にこしたことはない)を3カップ投入
(3)無水鍋のフタをして、強火または中火にかける
(4)(3)が煮たち、フタがカタカタ鳴りはじめたら弱火にする
(5)弱火の目安は15分
(6)弱火にして10分くらいで、軽く吹き始めるがフタを開けたりしない
(7)目安の15分が過ぎたら、強火に1分ほどかける
(8)強火の1分が経過したら、火をとめ20~30分くらい蒸らす
(9)蒸らしの時間が経過したら、フタを開けてお米をきるように混ぜる
(10)これで炊きあがり
 
(ここでのポイント)
・この家では、弱火15分のあいだフタの上にヤカンをおいて重しにしています
 (だいたい2リットルくらいの水を入れたヤカン)
・ガスコンロによっては、最後の強火の1分の調整が必要かもしれません
 (この1分でおこげをつくるイメージで隊長は炊いている)
・はじめちょろちょろ、なかぱっぱっ、あかご泣いてもフタとるな!です
 

これだけ時間をかけているいますから!

ちなみに、時間にして約1時間半をかけて炊いているわがあるじ・・
 
・炊き始める前に約40分
・炊き始めてから約20分
・蒸らしにだいたい30分
 
普段お米を食べず、休みの日だからこそできるこの芸当。
そりゃぁこんだけ時間かけておいしくなかったらお米がかわいそうだ。
 
そして、お友だちを呼んだときは、来る時間を逆算して炊きはじめるので、時間厳守!
 

おこげ最高!

ふつうは時間かけられませんよね 

まぁ、ここまでの記録を目にして、無水鍋に興味をおもちの方もいるかもしれません。
 
でも、こんなに時間をかけていては主婦(または主夫?)は務まりません。
(時間かけて炊いてラップしてチン!という手もありますがね・・)
正直、この家のあるじたちのように、子どもがいなくて、はたから見れば変な食生活を送っているからできることかと。
特に、普段から忙しくしている共稼世帯で子どももいたらなおさら。
 

特別なときだから

ただ、新米の季節に、家族全員で料理をしながら無水鍋で炊く白いごはん。
 
★おこげ最高!
 
★お米の甘さも最高!
 
★ごはんだけで何杯もいけちゃう!
 
そんな経験を楽しむのもよいことだと思います。
例えば、
・新米の季節に
・よい玉子が手に入った
・よいすじこや明太子が手に入った
・親戚からレアなお米をいただいた
こんなとき、
年に数回でかまわないので無水鍋炊飯を楽しむというのはありかもしれません。
 
というわけで、炊飯器が役にたっていないという記録でした。
 
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