簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる

オーディオ

自信はないけど試したい

雑誌の誘惑・・

近ごろのオーディオ系の雑誌には、スピーカーや基盤など付録がつくことが多いですよね。
自作派の人にとっては、いろいろ楽しめるかとは思います。
一方で、興味はあっても加工や工作などに自信がないひとも多くはありませんか?
 
わがやのあるじであるキノコ隊長もそんな自信のない派のひとり。
それでも興味本位でいろいろと試して、いじってチャレンジです。
 
そんなわけでチャレンジといっても・・
・サイズが合う中古のエンクロージャーにポン付け
・他のひとのブログなどをマネて自作ケース
・踊らされてちょっとお高い通販
・同時発売の別冊との組み合せ
と、こんな程度が関の山だったりしていますよ。
 

そうだ、Digifi20号の付録ツイーターだ!

 そんな隊長、この夏は別冊エンクロージャーを工作したあとに考えた。
 
工作の記録はコチラ
夏休みの工作は恒例の雑誌付録スピーカーまつり2016
5つの要素で楽しむスピーカーキットまつり。 ①バックロードホーン型のキットなので当然クリア ②100均でMDF板を購入し上下左右を補強 ③(A)M800(B)Digifi19号付録(C)SP-FS1の各ユニットを交換 ④ちょっと明るいほどよくマットなJBLフェイスな塗装 ⑤途中で諦めてなんちゃって鏡面(マジむずかしい)
 
「うーん、Digifi20号のトゥイーターを足したいなぁ・・」
「うーん、でもいろいろ加工するのは大変だなぁ・・」
「うーん、なにか既存のものを組み合わせるだけでそれっぽくならないかなぁ・・」
 
というわけで、ここから先は、もともと自作派の方には役立たないかもしれません。
その一方で、隊長と同じ程度の人には良いヒントがあるかもしれません。
 
既存のものを使ってそれなりなものをつくってみよう!

加工なしのツィーターエンクロージャー

サイズ感を確認してみよう

さて、Digifi20号の付録トゥイーターのサイズですが・・
・外形:およそ48mm(外のパーツをはずすと)
・ソフトドームトゥイーター部分:25mm
・ソフトドームの土台部分:32mm
上記のサイズを確認し、そして更に思案してましたよ。
 
「うーん、筒状のものに取り付ける方法かなぁ・・」
「うーん、枡みたいななものに固定??」
「うーん、やっぱそれ用のものを通販?」
「うーん・・」
 
と、思いながら筒状のものとにフタになりそうなものをアマゾンにて閲覧。
 

組み合わせを検討してみる

そして、いくつかピックアップして組み合わせを考えてみた。
候補としては、
・賞状用の筒や紙の筒とそれ用のフタ
・塩ビパイプと塩ビパイプのフタ
・金属のパイプやスチール缶とその栓
などなど。
 
で、最終的に残ったものが次の2点。
・メーターホルダー(内径52mm用)
・パイプ防臭ゴム(内径32mm、外径51mmパイプ用)
 

選ばれた各パーツについて

メーターホルダーについて

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メーターホルダーは、車のタコメーターなどを増設・外付するためのもの。
メーターのケーブルを通す穴もあいているので、加工せずにスピーカーケーブルが通せる良さがある。
また、ホルダーには足もあるので、台座やスピーカーに直接設置が可能になります。
 

防臭ゴムについて

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防臭ゴムは、洗面台などのパイプ下からの臭いを防ぐためのもの。
ホルダーは、パイプと変わらない形状なので、内径外径の差をクッションテープで埋めて対応可能。
そもそもツイーターだし、箱の容量がとか関係ないのでこのように考えての選択です。
 
というわけで、さっそくとりかかってみましょう。
 

簡単!付録ツイーターをつくってみよう!

【準備するもの】

・Digifi20号付録トゥイーター
・メーターホルダー(内径52mm用)
・防臭ゴム(内径32mm、外径51mmパイプ用)
・台座用の板
・端子台
・スピーカーケーブル(15~20cm程度)
・フィルムコンデンサー(付属のもので可)
・隙間テープ(2.5mm厚)
・両面テープ
digifi20 kit

digifi20 kit

 
基本的に購入したのは、メーターホルダー、防臭ゴム、端子台の3点のみ。
台座用の板は、他の用途に使ったMDFの端材を黒く塗ってつかってます。
準備するメーターホルダーによっては必要ないかもしれません。
スピーカーケーブルなどは、もともと使っていたでしょうからそれをそのまま流用。
更に購入しなければいけないとすれば、隙間テープくらいですかね・・
 
さぁ、準備ができたところで、実際につくり方の手順です。
 

【簡単!付録ツイーターのつくり方】

①防臭ゴムの内径面の面取りをする
②防臭ゴムの外径に隙間テープを巻き貼り付ける
③トゥイーターの固定面に両面テープを貼り付ける
④③を防臭ゴムの固定面に貼り付ける
⑤トゥイーターにスピーカーケーブルを取りつける
⑥メーターホルダーの底部の穴よりスピーカーケーブルを出す※1
⑦メーターホルダーに④まで準備できたパーツを差し込む
⑧台座用の板にメーターホルダーの土台部分を固定する
⑨⑦と⑧をメーターホルダーの専用のネジで接続する
⑩台座に端子台を固定する
⑪端子台にフィルムコンデンサーをセットする
⑫端子台とスピーカーケーブルを接続する
※1 もともとタコメーターなどからでるケーブルを通す穴があいてます
 
以上の12のステップで、簡単!付録トゥイーターは完成です。
digifi 20 ツイーター

digifi 20 ツイーター

 
防臭ゴムやメーターホルダーと言わなければ、はじめからキットだったかのように見えませんか?
 
ただ、今回購入した防臭ゴムですがカクダイという建材メーカーのものになるのですが・・
フロント面に「KAKUDAI」、「32✕51.56」の文字がよくよく見るとみえます。
この部分の対策も今後は検討の余地があるかもしれませんね。
 

コスト面と音について

かんたん!お手軽!かな・・

さて、気になる費用ですが、
・メーターホルダー2個(\1,380-)
・カクダイ防臭ゴム2個(\776-)
・端子台3個セット(\177-)
・残りは家にあったもの
となり、明確にわかる金額では2,333円かかりました。
 
Digifi20号付録トゥイーター用のものを購入すれと4,000円くらいからかかりますよね。
対して、隙間テープなど100均で購入しても2,500円程度におさまります。
MDF板や塗料を加えても、トータルで3,000円もあればお釣りもでるかと・・
 
まぁまぁ、
「簡単!メーターホルダーと防臭ゴムで雑誌付録のツイーターをつくる」
とした、この記事のタイトルには偽りなし!とは言えるのではないですかね。
 

フィルムコンデンサーをいじり始めたら・・

ちなみに今回は、調子にのって付属のフィルムコンデンサーからフランス製のものに変更しています。
そこで、2個で+1,000円ほどかかっておりますが、それ用のエンクロージャーを購入していても同じことです。
 
音については、ホーンツイーターぽい形状になっているので、前面に押し出されたような響きに変わった気がします。
これはコンデンサーを交換する前からの感想です。
フィルムコンデンサーを交換したことで、より音がつややかになってはいるようです。
ただ、それはツイーターのつくり方とは異なる話なのでどこかの機会に隊長に語らせます。
 
とりあえず隊長的には、自分の考えたことが形になったということに満足しているみたい。
まさしく自己満足の世界にどっぷり浸かってますね・・
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